私たちは、自分のからだを当たり前のように毎日使っています。
しかし、自分が努力をして、心臓を動かしたり、
呼吸をしたり、消化をしている人はいないでしょう。
日常生活の中で、当たり前のようにからだが自由に動かせる。
無意識のうちに呼吸や消化が続けられている。
私たちが自分の思い通りにからだが動かせるのは、
親神さまが私たちのからだの中でご守護をしてくださっているから。
私たちは、いまを生かされて生きているのです。
天理教では、私たちのからだは、
親神さまからの「借りもの」だと教えられています。
私たちは病気や怪我をしたとき、
初めて健康のありがたさを実感します。
そして、自分のからだは自分のものではなく、
生かされて生きていることに気づくのです。
熱が上がることで、風邪のウイルスを倒してくれること。
傷がふさがり、新しい皮膚ができること。
そうしたことも、親神さまが私たちのからだの中で
ご守護くださっている証拠なのです。
まさにこのからだは親神さまからの「借りもの」であって、
私たちが知らない間にもご守護してくださっているのです。
天理教が目指す幸せな生活 ー陽気ぐらしー の基本は、
私たちのからだが親神さまからの「借りもの」であることを知り、
感謝の心をもって暮らすことなのです。